まずは、記念すべき初投稿となります。
読みにくい部分も多々あるかと思いますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
自己紹介のページにも掲載した花のアレジメントが飾られた板が、今回ご紹介する「栓一枚板 ダイニングベンチ」となります。
❶栓(せん)の木材 特徴
木材としてはセンと呼ばれ、樹木としては枝にトゲがあることからハリギリと呼ばれているそうです。
今回の使用した木材は、木目が細かく積んでいて重厚感がありながらもとても加工しやすい木材でした。
日本では北海道が産地として最も有名らしく、木材としてはかなり白い印象。
北海道となにか関係があるのか??
下の写真は加工前の段階を撮ったものです。今回かなり木の反りが強かったので材木屋さんの知り合いの方に製材をお願いし、ほぼ平だしが終わった段階からのスタートでした。
↓↓↓
❷作業工程
- 天板 平だし(表裏)
- 天板塗装
- 全体構成の検討(簡易設計図)
- 脚組みの製作
- 脚組みの塗装
- 仕上げ
最初に設計図を書くのが普通ですが天板を加工した後に、天板の形状を見て脚の構成を考えようと思いこのような工程となりました。
今回、白太の部分をナチュラルに仕上げたく予想以上に削ってしまい天板自体の幅もその都度変更ばかりでした。最終的に天板を仕上げた後に脚の構成を考えていくのもアリかなと思ってみたり。
下の簡易設計図を見ても寸法の変更が多かったせいか少し書き直しがあります。設計図に関しては、自分が見て理解ができればいいというレベルなのでツッコミどころ満載なのはご了承ください。
最終的に脚組みは少し凝ったものに仕上げようとホゾ穴を彫って組み立てる計画にしました。初めての試みなのでうまくいくかどうか楽しみです。
❸天板編
天板の加工作業がほぼ終盤からのスタートだったので、電動サンダーで平らかつ塗料がしっかりとのるように滑らかに仕上げていきます。サンダーによるペーパーがけの番手は60〜180まで順番に上げて、手触りでツルツルになるまで磨いていきます。
木材はそれぞれ反りや割れが入っていることが多く、今回の板も割れが数カ所あったのでチギリを入れ割れどめ対策をしました。
また、深く割れがある部分はエポキシ液を流し込み平らに仕上げる職人技も伝授してもらいました。
↑↑チギリを入れた割れにエポキシ液を流し込んだ直後
液が固まるまで数日置いたらサンダー掛けをし、穴から漏れて固まった余分な部分を削り平らに仕上げていきます。以上で天板の加工工程が終了し、いよいよ塗装段階へと進んでいきます。
❹脚組み編
天板加工が終わり塗装にいく前に脚組みの制作も紹介していきたいと思います。
今回、ホゾ穴に通しての計画でしたが最終的にはホゾ穴に通した後、楔を打って強度を高める「楔差しホゾ接ぎ」の組手で仕上げることにしました。楔を打つことでホゾの抜け予防にも繋がります。
脚の寸法通りに木材を加工し、ホゾとホゾ穴となる部分には鉛筆で印をつけていきます。
穴はインパクトドリルの穴あけ用ビットに差し替え、数カ所ドリルを入れて残りはノミを使って加工していきます。初めてのホゾ穴を彫る作業はかなり苦戦しましたが、どれだけ時間をかけてでも丁寧にやっていこうと必死に彫りました。
彫ってはホゾ穴に通し仮組みの繰り返しでなんとか形になっていきました。
そして地面に接する脚本体が組めれば、それをさらに繋げるためのホゾ穴を彫っていきます。
最終的な脚組みがこちらです。
設計図に書いたものとは多少違うものとなりホゾ穴に通して組むのは初めてでしたが、とにかく形になったことが自分としてはかなり嬉しかった。。(時間と労力はかなりかかりましたが・・・)
ホゾ穴に通した先のはみ出し部分には穴をあけていて、そこに仕上げの楔を打ち込む予定です。
そして加工段階がこれで終了し、最終塗装へと進んでいきます。
Roy
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