DIY

【家具】友人夫婦への結婚祝い ダイニングテーブル①

ブラックウォルナットの一枚板ダイニングテーブル

今回、友人夫婦から新居で使う『ダイニングテーブル』の製作依頼をいただき、素人ながら結婚祝いとして贈らせていただきました。

自分としても人のために製作することが今回初めての試みでした。完成まで仕上げられるのか少し不安もありましたが作業が始まれば楽しく製作ができました。

作業期間は約3ヶ月。時間がとれる時だけでの製作作業だった為、時間は掛かりましたが個人的には凄く充実した期間となりました。

それでは今回も作業工程に沿ってブログのほうを書いていきたいと思います。

❶天板の材木選び

今回、天板に使う材木を3つほどピックアップし、それぞれサイズや板の状態を伝えた上で友人に選んでもらう流れで天板材を決めていきました。

『ブラックウォルナット』『ケヤキ』『ヒノキ』の候補がありましたが、今回使用するのは厚みとサイズもダイニングテーブルとしても十分な『ブラックウォルナット』に決定。

こちらが加工前の状態です。

加工前でかなり歪な形ですが加工し甲斐がある板ですね。手前に木口に打っている金具は、製材時に割れがある箇所に打っているみたいです。しかし、乾燥しきれていない材木は反りが強く、金具のようなものは簡単に曲げてしまう力だそうです。木の力、恐るべしですね。

❷完成イメージ

まずは、板の状態を把握していきます。
割れやその深さ、板自体の反り具合などの状態を見ていきます。そういった状態を頭に入れテーブルとしてのベストな形はどんなものか。テーブルを置く場所にとって最適な形はどんなものか。どちらを表面として使うべきか最終的な仕上げのイメージを固めていきます。

今回、意識した3つのポイントがこちらです。

  • 部屋の雰囲気・家具との相性
  • サイズ
  • 脚のつくり(素材)

築浅の物件なこともあり床や壁など明るい印象で和のテイストはテーブルが部屋に馴染まないなと思い、脚はアイアン素材の4脚を取り付けることにしました。

❸加工作業

◉寸法カット

まず木の端の部分は、丸ノコを使ってカットしていきます。割れを防ぐための金具が打たれているので最終的に残したい長さをとってから両端とも金具ごとカットします。

◉サンダーペーパー掛け 粗目(60〜80) 

寸法カットができれば板の表面をペーパー掛けで削っていきます。粗い目で表面の汚れやシミを大胆に削り、表面の凹凸をできる限りなくしていきます。根気のいる作業でここでの妥協は仕上がりにかなり影響してきます。

◉割れどめ チギリ

80の番手である程度表面を削ることができれば、割れ止めにチギリを入れていきます。まず、ドリルドライバーで穴枠内にあけて残りはノミで彫っていきます。彫った後はちぎり材をはめ込んでいく流れです。一枚板の自然な木目の中にこうしたちぎりがあれば、大きなテーブルのなかのひとつのアクセントにもなりますね。

◉サンダーペーパー掛け 細目(120〜240)

チギリを入れた後は、最終の研磨仕上げを行なっていきます。120の番手から順番に上げていくと表面はどんどんツルツルの手触りとなり、木目もハッキリと浮き出して天板の美しさが更に増していきます。

色が深みのある部分が多い木裏を天板の表面として今回は使いました。通常は木表を表面として使うことが多いみたいですが、木表よりも木裏の方がテーブルのサイズを広くとれるメリットがあったりもします、木目や耳の特徴など多くの状態を加味した上で決めていくのがベストかもしれません。

②へ続く・・・・

Roy

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