塗料ってどれを選べばいいの??
種類も多すぎてわからない!!
DIYやモノ作りをする方は
どの塗料がいいのか問題に誰もがぶつかるかと思います。
そんな悩みを抱える方に、自分がいつも使用している塗料を今回ご紹介します。
あくまで参考程度にしていただければ幸いです。
❶オスモカラーとは
ドイツ生まれのブランドで140年の歴史を誇るドイツオスモ社がつくる塗料です。
『人と自然にやさしい自然塗料』といわれ、「木の呼吸」を妨げないことが最大の特長です。
また、化学物質も一切含まず、食品と同レベルの安全性を誇り子供にとっても安心な塗料なんです。
ウレタン塗装のように木の表面に塗膜を張らず、内側へ深く浸透し、木が持つ本来の調節機能を発揮させてくれます。
湿度が上がれば湿気を吸い、下がれば空気中に水分をはき出す。
まさに『天然のエアコン』のような機能を持たせることができる、それがオスモの塗料です。
❷主な機能性について
シンプルにあげればこの3つが挙げられます。
- 通気性
- 撥水性
- 安心性
●通気性
オスモカラーは、植物油から精製されており高品質の主剤が一般的な塗料よりも倍以上も入っています。
そのため木に深く浸透し、めくれやはがれもなく自然なままの状態を保つことができます。
また、浸透することで塗り重ねが可能となり、メンテナンスも容易に行えます。
一番は、表面に膜を貼らず木の呼吸を妨げないこと。
●撥水性
しっかり塗装すれば撥水性に優れ、定期的なメンテナンスで長く快適に使うことができます。
飲み物などをこぼしてもまったくシミなどになりません。
注意点とすれば、高温のものを長時間置き続けると跡が残ってしまう可能性があります。
また、浸透性の塗料なので塗り重ねの作業も育てていく気持ちで家具を使用していけます。
撥水性をより高める方法としては、研磨作業においてサンダーを使ったペーパーがけで仕上げるよりも、鉋掛けでの仕上げの方がより撥水性を高めることができます。
自分は普段ペーパー仕上げがメインですが、機会があれば鉋掛けでの仕上げに挑戦してみたいと思います。
●安心性
一番は、食品と同等レベルの安全性です。
とくに内装用のオスモカラーは、有害物質(化学物質、シンナー)を一切含んでいません。
なので子供達がもし口に触れてしまった場合も安全です。
家族世帯にも安心して家具、子供部屋、おもちゃ道具などに使用できる、まさに『人に優しい』塗料です。
❸実際に使用してみて
オスモカラーを選んでよかったと思います。
こちらのテーブルは、自宅のダイニングテーブルのメンテナンス後の写真です。
製作時は、オスモのノーマルクリアで塗装し、1年経ってのメンテナンスとなります。
研磨後、再塗装し光沢が出るほどピカピカになりました。
※画質が悪いのであまり光沢は見えませんが・・
箇条書きではありますが、よかった点をあげてみたいと思います。
- 塗装後、ほとんど匂いがしない(直後は少し匂います)
- 薄く伸ばす塗装方法で、少量かつ広い範囲の塗装が可能
- 木材本来の状態に近く、肌触りも自然な仕上がり
- メンテナンスが簡単(我が家は1年間隔)
- 撥水性に長けている
などなど
価格的には一般的な塗料よりも高価ではあります。
また、職人さんが使用するレベルの塗料ではありますが、機能的な部分や少量でも広い範囲の塗装が可能なことを考えれば経済的なのかなと。
ちなみに気になった点もあげてみます。
- 2度塗りをする場合、刷毛で行うと1回で使い捨てになってしまう
- 塗料を余らさないようにする容量選択が難しい
などが少し気になった点です。
塗料を購入した際は、1回だけの塗装で使い切るのは難しいところですね。
なにより経験を積んで、材料の無駄をなくしていく努力が必要かと思います。
ご参考までに。
❹オスモ社が行う環境への配慮
オスモ社が『人と自然にやさしい』塗料を作り、豊かな暮らしを提供していくなかで
環境への配慮も考慮されているのも選んでよかった理由のひとつです。
昨今、世界をはじめ多くの企業でSDGs(持続可能な開発目標)の推進が多くみられるようになりました。
オスモ社では、ひまわりといった植物を原材料として使用しており、栽培での再生にはあまり手間がかからず環境持続性が高いことはもちろんのこと、成長過程においても地球温暖化の原因ともなる二酸化炭素も吸収していく環境配慮のもと生産を行なっています。
木材は、製材され加工し家具や建具となり『モノ』となって終わりなのではなく、本来ある機能を発揮できるよう使用していくことが人間がやるべき環境を守るひとつの手段なのかもしれません。
ROY